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院長ブログ

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ハンズオンセラピー式頭蓋仙骨療法・その2★福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ

ハンズオンセラピーの特徴は施術箇所の微細な動きに同調して、その動きを促進、拡張させるものです。
これをそのまま頭蓋仙骨療法に応用することが、施術によって引き出される効果をいささかも失うことなく、施術時間の短縮につながっていると考えます。

 

CV-4テクニック

後頭骨に対する頭蓋仙骨療法は、通常、CV-4テクニック(第4脳室の意)と呼ばれ、後頭骨の動きを阻害することでその反作用を引き出し、脳脊髄液の循環を引き上げますが、ハンズオンセラピーでは後頭骨と施術者の手の動きを同調させることでその動きを引き上げます。
それにより、脳脊髄液の循環は促進されます。

翼突筋

顎関節は、通常、顎の咬筋に対する可動性を触診しますが、ハンズオンセラピーでは咬筋の内部に位置する外側翼突筋、内側翼突筋の動きを追跡します。
咬筋の筋力は大変に大きく強いものですが、顎関節の問題は、顎を前後左右にスライドする役割を持つ翼突筋の方が、顎に関する問題としての関わりは大きいと考えるからです。
実際に、顎関節のすぐ上に位置する側頭骨の問題から起きていると考えられる「めまい」等の症状が顎関節内部の緊張を緩和させることで解消した事例がいくつもあります。
そのため、顎関節は上下方向ではなく、前後方向への動きをとらえて同調させる形になります。

 

蝶形骨

蝶形骨は、頭の中で蝶が羽を広げたような形をしていますが、触れることができるのは、こめかみの辺りのわずかな部分のみです。


ここも通常は拇指(親指)で触診して、前後方向の動きを追跡するところですが、ハンズオンセラピーでは掌の中心辺りで触診して、蝶形骨の回転する動きを追跡し、左右の動きの差異の減少と、動きそのものの増大を目指します。

他の頭蓋骨に関しても、縫合と呼ばれる頭蓋骨の継ぎ目にタッチしたり、骨そのものをリフトアップしたりと、通常の頭蓋仙骨療法とは異なる働きかけ、手法を多く用いています。

頭蓋骨の動きの診方も2通りあって、蝶形骨の可動性の状態を触診して頭蓋骨全体の大まかな動きを評価するものと、後頭骨などの動きを追跡して脳脊髄液の循環波動のリズムの速さ、幅、大きさを評価するものがあります。

通常、蝶形骨の動きがよくなってくると症状に変化があらわれることが多いです。
これは、頭蓋骨の動きが全体的に修復され、脊髄硬膜の引きつれや緊張が緩和していくためと考えます。

基本的な考えは、お身体全体の問題がいっせいに修復に向かうことによって、局所の問題も自然に改善に向かうという考え方です。
その上で局所の状態がややこしくなっている場合は、そこに特化した施術を組み込む形になります。

お身体全体の問題を把握する上で頭蓋骨は大変に重要です。症状によっては絶対に外せない部位です。

施術の基本スタイルは変わりませんが、手法や症状の原因に近付くための究明法はどんどん進化するべきです。
これからも、患者様に貢献するために施術力を磨き続けて参ります。

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