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院長ブログ

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前頭骨!~その2~ ★ うつ ★ 福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ

前回のブログでは、うつと前頭骨は何らかの関わりがあるとの記事を書きました。

前回のブログを公開したその日の夜に、テレビで脳科学の番組をやってました。
私は仕事があったのですが、家内がたまたま見ていて後半あたりからの分は録画していてくれました。
その中で、脳科学の観点からうつについても特集されていました。

 

扁桃体

それによると、うつになると脳内で活発になる部位があるそうです。
それは脳の奥深くにある扁桃体という部分で、本能をつかさどる古い脳にあたり、恐怖、不安、悲しみなどの情動に関わる部位だそうです。

わかりやすく言えば、恐怖や不安を感じ取る場所ですね。
恐怖や不安、悲しみを感じている時はこの扁桃体が働いて活性化している状態ということです。

人間も動物なので恐怖や不安を感じとって、その事態から自身を守る必要があります。
その様な意味では、生きていくために必要不可欠な脳の大切な部分と言えます。

しかし、扁桃体が興奮しすぎて、いつも活性化したままでいると恐怖感や不安感が理由もなしにぬけなくなってしまい、うつ的な症状に陥ってしまうと考えられます。

 

前頭前皮質

さて、危険を感じて扁桃体が活性化して恐怖や不安を感じたら、次に前頭前皮質という部分が働きます。
この前頭前皮質は前頭葉とも呼ばれ、人格、認知行動、社会行動に関わる部位とされます。
他の動物にはない人間としての脳の部分です。

前頭前皮質は扁桃体の働きを抑制してバランスを保つ役割があるとのことです。
つまり、扁桃体が興奮して不安を感じても、前頭葉が働いて必要以上に不安にならない様に調整してくれる、ということですね。
この時に前回のブログで取り上げたセロトニンという脳内物質が放出されている様です。

前頭葉がうまく働いてくれないでいると、不安感がとれずにうつ的な症状があらわれる、ということになります。

 

頭蓋仙骨療法による脳内の血流量の変化

さて、手技療法であるオステオパシーの観点からとらえていくと、頭蓋仙骨療法は頭蓋骨の縫合と呼ばれる継ぎ目の部分の可動性を改善して行きますが、脳内の血流量も大きくアップさせます。

うつ的な症状をお持ちの方は前頭骨内部の血流量が低下して、それがために前頭葉がうまく働いてくれないでいるものと仮定します。
そこで、頭蓋仙骨療法の前頭骨リフトによって、前頭骨の可動性を取り戻して前頭葉の血流低下を改善、血流を促進させることで、前頭葉が本来の働きを取り戻して扁桃体の暴走を抑えて、恐怖や不安を緩和せてくれる、つまり、うつ的な症状を緩和させてくれるのでは、と考えられます。

オステオパシーやハンズオンがうつ的な症状に実績があるのは、この様な理由があるものと思います。

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