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院長ブログ

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好転反応

今回は好転反応と呼ばれる施術後に現れる反応について考えてみたいと思います。

整体手技療法の世界では施術によってお身体の状態が変化する時、施術の後に痛みや倦怠感が現れることがあり、このような現象は好転反応と呼ばれています。

当院の主たる施術法であるハンズオンでは施術中に反応が現れる場合が多々あります。

 

施術中の温熱反応

施術者の手が触れている場所が温かくなってきて、場合によってはかなりの熱感として感じとられることがあります。
この反応は施術している場所、主に筋肉ですが、筋肉中の毛細血管に多量の血液が流れ込み、温感、熱感が生じているものと思われます。
そのため、手が触れている個所にまるで温泉に入っているかのような心地よい温感として感じられる場合もあれば、施術箇所が発熱しいるような熱感として感じとられる場合もあります。

 

施術中の疼痛反応

また、施術箇所に何とも言えない疼痛が現れる場合もありますし、施術している場所とは別の場所に疼痛反応が現れる場合もあります。

私自身が自分の身体にトラブルが発生した時に自身で施術するのですが、その際にもこのような反応が現れることがあり、ズーン、ズーン・・・という何とも言えない特徴的な感覚です。

これは拘縮している筋肉が血流の変化を伴い弛緩しようとしていく際に筋膜が動こうとして感じとられる痛みではないかと考えます。
また、神経による知覚が正常化してそこにある痛みをよりシャープに感じ取っている状態であるとも考えられます。

施術箇所とは離れている場所に痛みが現れる場合は、筋膜によるネットワーク上で当該箇所とは離れていてもその筋肉が影響を受けている場合は、そのような反応が現れるようです。
わかりやすく言えば、筋肉同士、筋膜同士の引っ張り合いが変化しようとしている状態、ある箇所の筋肉、筋膜の拘縮が緩むことによって、その筋膜と関係している筋肉、筋膜が同時に緩もうとしている状態です。

 

施術中の入睡反応

また、施術中に寝入ってしまわれる方も多く、これは施術によって筋肉が弛緩して心身共に深くリラックスした状態に入り、副交感神経が優位に働いている状態になっているものと思われます。

 

施術後の好転反応

このような反応は施術中に頻繁に現れますが、施術を終えてその後に痛みや倦怠感、強い眠気などの反応が現れることもあり、このような反応が好転反応と呼ばれています。

これも施術によって筋肉、筋膜、脳脊髄液の循環、交感神経、副交感神経の変化などがお身体の中で自身の意思とは関係なく進んでいくことに事によって現れる現象です。

施術によって働きかけた筋肉、筋膜が施術後に時間を少し時間をかけて変化していった場合、そこに痛みなどの反応が現れるようです。

倦怠感は筋肉がしっかり緩んだことによる反応であると考えられます。

 

復元反応

これらはお身体の状態が元々の正常な状態に戻ろうとしていることによって起きている反応ですので、このような反応を当院では復元反応とも呼んでいます。
そのような反応が現れた後に症状が無くなったり、軽減したりすることがありますので、お身体の状態が変化していく際の好ましいサインとしてとらえてもよいものです。

当院の施術においては何十人かにひとりくらいの割合で施術後に痛みや倦怠感、症状のある場所とは異なる場所に痛みや反応が現れたりすることがあります。
慢性化した症状や交通事故による特徴的な強い筋拘縮がある方の場合、このような反応が現れることが多いので、施術を受けられた方には症状の軽い、重いに関わらず、全員にそのような反応が現れる可能性があることをお話ししています。

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