092-883-1880お問い合わせ

※完全予約制につき、事前に必ずお問い合わせください。
また、営業電話は一切お断りしています。

院長ブログ

院長ブログ

首の筋肉 ★胸郭出口症候群★姿勢★肩こり★ 福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ

ハンズオンセラピーでは、お身体の前側に特化した施術が可能となっておりますが、首の前側、側面についても同様です。

首というと後頭部から下、つまり後ろ側を意識される方が多いのですが、ここでもやはり、前側が重要な施術ポイントになります。

 

斜角筋

首の前側には斜角筋という筋肉がありまして、頚椎の前側や側面から肋骨にかけて付着しています。首を捻ったり、あごを前に出すような動作にかかわる筋肉で、他の首の筋肉と共同して、重たい頭を支える役割もあるものと考えられます。

斜角筋①

斜角筋が緊張して硬くなってしまうと、体幹に対して首が前に引っ張られるような状態になってしまい、頭が前に傾きやすくなって、それをささえるために首の後ろ側や肩周りの筋肉が緊張して、首こりや肩こりの原因となります。

 

斜角筋の施術

そこで、首の後ろ側の筋肉を施術する前に、斜角筋をはじめとした頚椎前側の筋肉たちをしっかりと緩めてあげる必要があります。
首の前側を引っ張っている筋肉が緩んでくれたら、後ろ側の筋肉も必要以上に頑張る必要がなくなって、自然と首全体が緩んだ状態になってくれて、それだけでも首こりや肩こりがずいぶん軽くなります。

 

筋肉の引っ張り合い

以前にも申し上げましたが、ある場所の筋肉が硬くなってくると、その筋肉に引っ張られるように骨格が傾いたり、歪んできたりします。
そこで、傾いたり、歪んだりした骨格をささえるために、他の筋肉が緊張してバランスをとろうとします。
つまり、骨格に対して筋肉が引っ張り合いを始めてしまうのですが、そのような、筋肉たちの引っ張り合い現象を解消して、より筋肉の負担の少ない状態に近付けていくためには、お身体の前側の筋肉の調整が必須であって、当然ながら首の前側も重要なポイントになります。

 

姿勢やスタイルへの影響

また、背中が丸くなっていたり、立った時にあごが前に出たような姿勢になってしまう場合は、以前にお話しました横隔膜、大腰筋と同様に、首の前側の筋肉を緩めてあげることで、ずいぶんと姿勢がよくなります。
女性の方はパッと見た目の姿勢の印象が大きく変わりますので、スタイルの維持向上には重要なポイントです。

 

胸郭出口症候群

首の前側の筋肉はそこに存在する動脈や神経の通り道にもなっていて、そこが硬くなってしまうと、動脈や神経の流れを邪魔してしまい、腕や指先に痛みがしびれが出てくる場合があります。
これが胸郭出口症候群と呼ばれる症状です。

images

ハンズオンセラピーでは、胸郭出口症候群の原因とされる斜角筋、小胸筋の緊張緩和に効果的に働きかけることが可能となっております。

お身体のケアにあたって、体幹前側はどの場所も重要なポイントとなりますが、首の前側は肩こり、首こりの緩和、姿勢やスタイルの維持向上、腕や指先の痛みやシビレの緩和に、特に重要な場所となると考えられます。

ここ数年は、パソコンのみならず、スマホの普及でライフスタイルがずいぶん変わりました。
その結果、うつむいたままで作業する時間がずいぶん増えています。些細なことかも知れませんが、この状態で何分間も、場合によっては1時間、2時間とスマホをされる方は、首の前側の筋肉が拘縮しやすいと思われます。
スマホ首などという言葉も生まれ、生活環境の変化による姿勢への影響も懸念されるようになっています。
ライフスタイルの見直し、特に首の前側の筋肉の管理を上手にしていくべき時代なのかも知れません。

TelMailAccess