ハンズオンセラピーとは

カイロプラクティックをはじめ、数種類の整体手技療法を学んだ当院院長が最終的に行き着いたのが欧米では外科医が用いるとされる「オステオパシー療法」でした。そのオステオパシーの中でも、特に修得が困難と言われている「頭蓋仙骨治療」や「マニピュレーション」を実際の臨床で使いこなしているうちに、院長自身が偶発的に発見、身に付けてしまったのが自称
「ハンズオンセラピー」です。
アメリカのオステオパシー・ドクターで頭蓋仙骨治療の第一人者と言われているジョン・アプレジャー博士がその著書の中で、患者さんの身体の上に手を置く、あるいは手をあてるだけで様々な症状が改善していったという特異な記述があり、アプレジャー博士はこの方法を自ら「ハンズオン」と呼んでいるようです。
手技自体は一見すると患者さんの身体の上に軽く手をあてているだけですが、実際は手の平全体で皮膚の中に隠れている筋肉、内臓、神経、毛細血管などの組織を触診し、その緊張度や場所等を確認し、血液、リンパ液、脳脊髄液などの体液の流れを調べます。
そして、そのまま異常のある箇所で手を止めて、各組織の動き、ベクトルにあわせて、わずか5グラム程度(A4用紙一枚分の重さ)の圧力を用いて誘導したり、助長したり、止めたりと、反応を見ながら施術を開始します。
特徴
施術箇所の体温が徐々に上昇し、一気に温かくなって来ます。時には著しい熱感を伴うこともあります。
これは、異常箇所の拘縮(緊張)が解放され、そのため毛細血管レベルでの血流が促進されている為であると考えられます。
この状態は患者さんにとっては大変心地よいもので、いつの間にか寝入ってしまわれる方も多々おられます。
自律神経系の緊張が緩和され副交感神経系が優位に働き、心身が深いリラクセーション状態に入っているためです。