オステオパシーとは
アメリカの外科医、アンドリュー・テイラースティルによって作り上げられた医療体系が「オステオパシー」です。欧米の医科大学で研究、開発されています。
医師が開発したものであるため、その医学的根拠や科学性は非常に高く、アメリカやヨーロッパでは医療行為として医師が用いる技術です。
メスを用いずにあらゆる症状に対応するところから、海外では「無血手術」とさえ呼ばれています。
主なテクニックとしては、頭蓋仙骨治療(クラニオ・セイクラル・セラピー=C・S・T)、カウンターストレイン、マッスル・エネルギー・テクニック(M・E・T)、内臓マニピュレーション等があり、そのどれもが超ソフトで、これまでの手技療法の常識をくつがえすと言われるほどの画期的なものです。

カウンターストレイン
脳と筋肉を連絡している神経、その受容器(筋紡錘)に働きかけ、その異常信号を修正する。90秒間のあらゆるポジショニングにて拘縮(緊張)している筋肉を弛緩させる。

マッスル・エネルギー・テクニック(M・E・T)
筋肉の受容器反射を用いたテクニック。拘縮(緊張)している筋肉に対して数秒間、緊張を与え、次に弛緩させることで受容器の異常信号を修正。拘縮(緊張)している筋肉を弛緩させる。

頭蓋仙骨療法(C・S・T)
頭蓋骨の縫合という継ぎ目の部分の歪み、緊張をわずか5グラム程度の軽いタッチで修正し、脳脊髄液の循環を正常化する。
不定愁訴と呼ばれる原因不明の様々な症状に効果を発揮する。

内臓マニピュレーション
内臓そのものの緊張を解放する直接法と、固有に存在するエネルギーを調整する間接法がある。
内臓そのものの機能改善はもとより、それに起因する筋肉レベルの症状まで対応する。

筋膜リリース
筋膜を拇指にて押圧することで筋肉中の毛細血管にポンプ作用をうながし、血流の促進、老廃物の除去を行う。

ノイラー・マッスル・テクニック(M・E・T)
皮膚表面にオイルを用いて軽擦を行う。毛細組織を傷付けることなく、筋肉と神経、両方からの機能回復を行う。