骨貯金 若いうちに
前回に引き続き、読売新聞、1月23日の「骨貯金 若いうちに」という記事です。
今回は子供たちの将来に関わる問題が取り上げられています。
―骨貯金 若いうちに―
「「うちわで自分をあおげない」「ぞうきんがけで骨折する」 子供たちの体や動きの異変は何を私たちに伝えているのだろう。発育期に体を動かさないことが、私たちにどんな影響を与えるのか。」
「体の成長発達には「旬」があるのをご存じだろうか。特に小学高学年から中学では、体力の基礎が培われる。それには運動という刺激が不可欠だ。
旬の時に体力ピークを高めておけば、加齢による衰えは比較的ゆるやかで済む。逆に発達期に能力を伸ばせないと、違いは先の人生に影響してくる。」
「子どもの頃に運動をしないと、その後の私たちの人生で最も影響が及び得る臓器の一つが「骨」だ。
骨では、古くなった組織を壊す「破骨細胞」と、新たに形成する「骨芽細胞」が活発に働き、全身の骨は2~5年のうちに入れ替わる。
骨の代謝を促すスイッチとなるのが、ジャンプのように骨に強い負荷をかける動きだ。骨細胞は刺激を感じ取ると、負荷に耐えられる強い骨に作り替えようとする。逆に運動しないと、骨の形成は進まない。」とあります。
子どもの頃に運動に取り組んでおかないと将来の骨の貯えが少なくなって、大人になってから骨密度が低下、骨粗しょう症になってしまうリスクもあるとのこと。
つまり、若いうちにしっかり運動して骨貯金をしておこう、ということです。
高齢者でも、つま先立ちの姿勢からかかとを落とす等の手軽な運動で骨密度の低下を抑えられるとのことです。
子どもたちの将来のために日常生活での運動は欠かせないものである、ということですね。