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院長ブログ

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大腰筋、腸骨筋の施術

2年前に私自身が腰痛を克服した体験から大腰筋、腸骨筋を筋膜リリースにて施術するという方法を組み込み、症状の改善率が大きく前進しております。

現場で施術を繰り返してくことによって、当初はわからなかった筋拘縮の特徴なども新たに発見され、施術の効果がさらに上がっております。

 

大腰筋

大腰筋はみぞおちのあたりから始まって、大腿骨の内側にある小転子までつながっている大きな筋肉のひとつで、筋拘縮の場所も上側にあったり、中間部にあったり、下側にあったりします。
この筋拘縮が発生する場所の特徴がその人によって多少異なります。

多いのは左大腰筋の上部、右大腰筋の下部に筋拘縮があり、たがいに引っ張りあいっこをしているような状態です。
これは肝臓が右側に位置しているので、身体全体の重心が右側に偏りやすく、そのことによって脊柱を支える筋肉の負担箇所が左右で微妙に違うからなのではないかと考えられます。

また、その人の骨格の特性や、デスクワークや車の運転が多いお仕事であったり、取り組んでいるスポーツや運動の種目や特性にも影響されるので、その人特有の筋拘縮のパターンが構築されるのではないかと考えられます。

いずれにしても、体幹を深部で支える大腰筋のその人なりの拘縮パターンが把握できれば、腰痛や各種症状の予防や症状が現れた時の対処の仕方が断然やりやすくなります。

 

腸骨筋

腸骨筋は腸骨、つまり骨盤の内側に付着している大きな筋肉で歩く時や走る時に重要な役割を担います。

骨盤の内側にあるので触診が難しく、腸骨筋の全てを把握することは出来ないのですが、これも上部か下部、外側か内側に筋拘縮があることを想定して触診すると、施術が行ないやすくなります。

大腰筋、腸骨筋の施術がこの2年間の間に、より深く、より精密に出来るようになったと自負しております。

腰痛や股関節の症状だけでなく、お身体全体の状態を向上させていくうえで大変重要な部位であり、これからも研究を進めて参りたいと思います。

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