092-883-1880お問い合わせ

※完全予約制につき、事前に必ずお問い合わせください。
また、営業電話は一切お断りしています。

院長ブログ

院長ブログ

心身刺激 うつ改善

読売新聞、3月14日の「心身刺激 うつ改善」という記事です。

少し前の記事も運動の効果について特集されていましたが、今回は運動がうつ病の改善にも効果があるという内容です。

「うつ病を発症する仕組みは、次のように考えられている。
私たちはストレスを受けると、刺激が脳の視床下部に伝わり、下垂体を通じて副腎からホルモンを出させる。心身を活性化する物質を増やし、身体を守る働きをする。ストレスホルモンと呼ばれるものだ。
ストレスが続けば、このホルモンが出っぱなしの状態になる。防御反応と言えるが、脳内で必要以上にホルモンの濃度が高まる。すると一転、海馬の神経細胞にダメージを与え、うつ病の引き金になる。」とあります。
ストレスによる影響で脳の海馬がダメージを受け続けると、それが、うつ病の原因となるとのこと。
これに対して、以前の「普段 歩いてますか」というブログでもお伝えしましたように、運動によって海馬の神経細胞は増える、という報告がありました。

「ストレスを受けても、うつ病になる人とならない人がいる。
国立精神・神経医療研究センターでうつ病が専門の功刀浩・疾病研究第三部長は、「運動と食事、睡眠のバランスがとれた生活習慣が予防になる。運動は脳を活性化させ、睡眠の質を改善する」と指摘する。
運動習慣がある人は、ない人より、うつ病の発症リスクが低いと海外の研究結果がある。」とあり、運動がうつ病の予防になると考えられています。

又、うつを発症していても、運動によってそれが改善される可能性があるものと言えます。
実際に、疲れていても軽くジョギングをしたりするとかえって疲れがなくなって頭がスッキリとすることがありますが、これは運動によって脳が活性化している状態であると考えられます。

気分が落ちこんでしまう、やる気が出ない、何をやっても面白くない等と云ったうつ的な傾向にある方は、思い切って運動してみるといいかも知れません。

運動を習慣にしてしまうことがうつの予防となり、ストレスを跳ね返す生活習慣になる事を知っておきたいところです。

TelMailAccess