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院長ブログ

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横隔膜! ★ 肩こり 腰痛 ★ 福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ

横隔膜の解放

オステオパシー療法の重要なテクニックのひとつに横隔膜の解放というものがあります。

横隔膜は呼吸の際に収縮したり弛緩したりして、生命の維持活動にとって大変重要なパーツです。
この横隔膜は、身体を上から横に区切っていくと胴体の真ん中やや上にある大きな膜状の筋肉のかたまりです。
呼吸活動において、起きている時も寝ている時も常に休むことなく活動している働き者の筋肉です。

そう言えば焼肉屋さんなんかに行くと、カクマクとか言ってメニューにもありますね。

横隔膜の管理は健康維持においてとても重要です。

 

横隔膜の変調

現代人はデスクワークや車の運転などで、イスに腰掛けた様な体勢で長時間何らかの作業をすることが多いものですが、この時、上半身はやや前かがみになって横隔膜が少し圧迫された様な状態になっています。

その様な姿勢で何らかの作業を長時間していると、横隔膜の運動量、つまり横隔膜の伸び縮みが低下した状態が続いてしまい、それが毎日繰り返されることで横隔膜の筋拘縮が形成されます。つまり、横隔膜が固くなってしまいます。

さて、横隔膜が固くなるとどうなるのでしょうか?

まず、横隔膜のある体幹あたりに体全体が軽く引っ張られる様な状態となって、デスクワークや車の運転をしてない時でも上半身が少し前かがみになってしまいます。初期段階では自分ではあまり気が付かないくらいの軽微な姿勢の変化です。

 

横隔膜の変調による体幹への影響

しかし、見た目にはわからない様な姿勢の変化でも、前側に引っ張られた体はその姿勢を修正するために背中側の首や肩、腰の筋肉が自然と緊張し始めます。

横隔膜を基準にして考えると、お身体が前側に引っ張られようとしているのを背中側の筋肉が引っ張り返そうとしている状態、お身体の前と後ろで引っ張りあいっこしている状態となります。この状態がきつくなってくると、首や背中の筋疲労が蓄積して深刻な肩こりや腰痛の原因となります。

 

体幹前側深部のケア

そこで、当院では腰痛や肩こりに対する施術手順として痛みやこりを感じている場所よりも、横隔膜や腰の前側にあたる大腰筋、腸骨筋、首の前側にあたる斜角筋などの筋肉群の緊張、筋拘縮をできるだけ緩和させることを優先しております。

体幹前側の深部の筋肉の緊張、拘縮が緩和されるだけでも肩こりや腰痛等の症状は大きく変わります。

 

姿勢やスタイルの変化

又、体を前に引っ張っている筋肉が緩むと背中側の筋肉も自然と緩んできて姿勢がよくなるので、立っている姿が何となくスッキリとした印象になります。

女性の方にとってはスタイルの維持のためにも欠かせないパーツです!

余分な筋肉の緊張が無くなるので体が疲れにくくなります。

それほど、横隔膜とお身体全体には密接なつながりがあります。

さて、今回は姿勢の問題に横隔膜が大きく関わっているというお話だったのですが、呼吸に直接に関わる横隔膜は、精神的な面においてもその影響が現れるようです。

そのあたりのウンチクは次回に・・・!

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