お身体前側の施術 ★整体★ 福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ
身体深部へのアプローチ
当院のハンズオンセラピーでは、他の手技療法では施術することが難しいとされる身体深部へのアプローチが可能となっております。
そのため、従来の手技では主に背面への施術が中心であったところが、お腹のあたりや首の前側、つまり、お身体の前側の施術に時間をかけます。
従来の整体やマッサージで、腕や足、首の後ろ側、背中などはよくほぐされると思うのですが、お腹の奥や胸の前、首の前などはなどはあまりほぐされないのではないでしょうか。
ハンズオンセラピーでは真っ先にお腹の施術を行ないますし、ここに結構時間をかけることがありますが、これには理由があります。
横隔膜
お腹の上側には呼吸する時に常時活動している横隔膜という筋肉のかたまりがあります。
横隔膜の重要性については以前にも書きましたが、横隔膜が固くなってくるとお身体が少しずつ前側に引っ張られて、微妙ながら姿勢が前側に傾きやすくなり、肩こり、腰痛、ひいては様々なお体の不調の原因となります。
そこで、まずはこの横隔膜の緊張を開放して緩めるためにみぞおちの辺りの施術を真っ先に行ないます。
横隔膜の真下には右に肝臓、左には胃が位置しており、同時にこれらの調整をかねて施術することにもなります。
お腹の上側の施術をしていると、「ゴロゴロ・・・「グチュグチュ・・・」といった音が出てくることがありますが、これは肝臓の中の血流がよくなって、胆管の中を胆汁が流れているためです。
大腰筋の施術
次に、みぞおちの下、お腹のあたりを施術するのですが、ここには腸がありますが、大事なのはその奥に腰の前側の筋肉、大腰筋があって、その筋肉の緊張を取り去る施術を試みます。
施術を受けられている患者さんは腸の調整をしてもらっていると思われている方も多いようですが、確かにそれもあるのですが、一番の目的は大腰筋の調整です!
ここはかなり重要なパーツで、この筋肉の拘縮、緊張は背骨の根元から姿勢を前側に引っ張ってしまう原因になります。
そのあたりのウンチクは次回以降に書き込みたいと思います。
斜角筋の施術
次に、胸の上側、首の前側の施術へと入っていくのですが、ここにも胸の筋肉や斜角筋という首と肋骨をつないでいる重要な筋肉が存在し、それらが固くなってくると、これも首の位置で姿勢を前側に引っ張ってしまう原因となります。
腰や首、背中のこり、痛みとなると、どうしても痛みのあるところに注意が行きがちですが、その原因を探っていくと、お腹の奥にある腰の前側の筋肉、肩の前側、首の前側の筋肉たちが微妙に、あるいははっきりと固くなってしまい、骨格全体を前側に引っ張ることになってしまって、それを支えるために腰や首、背中の筋肉たちに負担をかけることになってしまって、それが毎日繰り返されることで、肩こり、腰痛の原因となっているのです。
そこで、当院では骨格を前側に引っ張ってかたむけてしまっているお身体前側、それも深部の筋肉を調整して、症状の根本原因を解決しようと試みるのです。
お身体前側の施術にはそんな大切な意味があります。
次回、さらにお身体前側の施術ウンチクに入って行きたいと思います。