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院長ブログ

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中枢系の施術★頭蓋仙骨療法★福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ

頭蓋仙骨療法

頭蓋仙骨療法は、頭蓋骨の縫合と呼ばれるギザギザの継ぎ目の部分の可動性を調整することによって、それに起因する様々な症状の改善を試みます。

 

脳全体

 

様々な症状

頭痛や目まい、耳鳴り、顎関節の痛み、不調といった頭蓋骨に直接関係してそうな症状だけでなく、やる気の低下や不安感などのうつ的な症状、食欲不振、不眠などの自律神経系の失調と思われる症状、側湾などの背骨の歪み、それに起因すると思われる神経痛などの諸症状に対しても有効と言われます。
原因のわからない不定愁訴と呼ばれる症状に対しても優れた効果を発揮するとも言われます。

私の経験上、単なる頭蓋骨の矯正にとどまらず、もっと深い部位の調整を伴っているものと思われます。

 

硬膜系

ひとつは、頭蓋骨の調整を行なうことが、頭蓋骨内から脊髄全体の外層を覆っている硬膜という部分の調整にもなって、硬膜に起こっている微妙な緊張を減少させ、神経系の働きを正常化させることができるという効果が期待できます。

さらに、人体の中枢である脳の血流を著しく促進させる効果があります。

脳はその部位によって司る役割が異なります。

食欲、睡眠、性欲といった動物として生きていくために必要な欲求活動に関係する部分、喜びや楽しさ、悲しみ、不安や恐怖といった感情に関係する部分、身体のバランスを調整したり、筋肉の緊張度を調整したりといった運動に関係する部分、物事を覚えたりといった記憶に関係する部分、物事を考える、つまり思考に関係する部分、やる気を好奇心、興味を引き起こしたする部分、など、まだまだもっと様々な役割があり、それらが共同してオーケストラのように働いてくれていると言われています。

 

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しかし、脳もある特定の部分を使いすぎると、当然、そこは疲れてしまいその働きは低下します。

いくら勉強しても頭に入っていかない、運動してもいつものような動きができない、といった割とはっきりとした症状から、身体がだるくてやる気が起きない、食欲がなくなる、反対に過食になる、夜、寝ようとしても眠ることができない、眠っても睡眠が浅くてすっきりしない、といった生きていく上で必要な睡眠や食欲に関するトラブル、又、普段は気にならないようなことが気になってしまって落ち着かない、イライラしてしまい、些細なことで感情が爆発してしまう、といった情緒面のトラブルも現れてきます。

肉体的のみならず、神経的、精神的なストレスにさらされている現代人は、こういったような自分ではどうしようもない不調に悩まされている方も多いのではないかと思います。

 

脳中枢の疲労

これらは総じて脳中枢の疲労と考えられ、最も有効なのは睡眠によって脳の疲労を回復させることですが、先述のように脳疲労が強くなると、眠ろうにも眠れなくなる状態があります。
これは、普段は無意識に、自動的に働いてくれている脳の中のある部位が正常に働かなくなってしまっている状態でもあります。

これらは脳内の血流量が低下して、脳に酸素不足が起こってしまい、脳がその仕事をやりにくくなってしまっている状態とも考えられます。

脳は糖分と酸素を反応させて、それをエネルギーにして活動しています。
脳内では1分間におよそ800ミリリットルの大量の血液が流れていて、そこから脳は必要な酸素とブドウ糖を取り入れています。

身体の中の糖分、ブドウ糖ですが、血液中のブドウ糖は50%は脳によって消費されると言われています。
したがって、ブドウ糖の摂取も脳疲労の回復には有効です。

次に酸素ですが、酸素は血液によって身体中に運搬されます。
脳も例外ではなく、大きな血管から毛細血管脳に至るまで血液によって酸素が脳の隅々まで送り届けられます。
身体の中の酸素は脳だけで20%以上は消費していると言われます。
酸素を運んでいる血流は脳の活動に大変重要であることがお分かりいただけると思います。

脳の特定部位が疲労を起こすと、その部位は萎縮して酸素不足、つまり低酸素状態になって、その役割を発揮できなくなると言われます。
これは脳の酸素不足であり、ブドウ糖の摂取に加えて、脳内の酸素量を引き上げる必要があります。
酸素量を引き上げるということは、脳内の血流量をアップさせるということでもあります。
しかし、この低酸素状態があまり長く続いてしまうと、脳が自力で回復することができにくくなるものと思われます。

オステオパシーの頭蓋仙骨療法は、脳内の血流量をアップさせる効果が大変高いと言われています。

私の知り合いの治療家の先生に聞いた話ですが、脳全体に脳梗塞が広がっている患者さんがいて、医師も手の施し様がないと諦めていたのですが、頭蓋仙骨療法を施術したところ、脳全体に広がっていた梗塞が全てきれいになくなってしまい、医師も驚いたという話を聞いたことがあります。
これは、頭蓋内、脳中枢の血流に対して頭蓋仙骨療法によって働きかけることが可能であることを示している事例であると思います。

脳中枢の低酸素状態に対して、血流を引き上げ続けることで脳の特定部位の低酸素状態、それによる機能減少状態やイレギュラー状態を改善せしめることはできないか?
これは、私の手元にある施術事例を見てみてもその可能性は大変高いと考えられます。

限られた時間内での施術で最大の成果を引き出し、次の施術につなげていくためにも、どの部位の脳中枢にトラブルが発生しているのかを把握する必要がありますが、それが間脳なのか、脳幹なのか、小脳なのか、大脳の前頭野なのか、頭頂野なのか、側頭野なのか、脳内の状態を把握することは大変に難しく、頭蓋骨の動きで大まかに判断できても、実際のところは不明な部分も多く、しかし、現れている症状と実際の頭蓋骨の動きから判断して施術を積み重ねていくことで症状の克服に至る可能性は大いにあるものと考えます。

 

中枢系の施術

頭蓋仙骨療法は単なる頭蓋骨の矯正とは異なり、硬膜の調整、脳中枢の血流調整を行なうものと考えられます。
施術に於いては高度な集中力を要求されるとされ、その修得も容易ではなく、施術家自身のエネルギーの消耗も甚大であると言われており、施術現場で縦横に使いこなし、採用している施術家もそう多くはいないとも言われますが、当院では、頭蓋仙骨療法をハンズオンセラピーとして施術することに成功しており、時間の短縮化、効率化に成功しております。

頭蓋骨の調整が脳中枢の血流促進につながるという事実は、頭蓋仙骨療法による脳中枢へのアプローチの可能性を示唆するものであり、これからも施術の積み重ねによって、その可能性を広げ、検証していきたいと思います。

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