動きが変わる!? ★ スポーツコンディショニング ★ 福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ
施術による動きの変化
腰痛や肩こりに限らず、お身体の不調全般に対して施術の効果が現れてくる過程で、歩いたりといった日常生活の動作に違和感が感じられる場合があります。
これらは、痛みや不調の原因である筋肉の拘縮、わかりやすく言えば、筋肉の緊張状態が緩んでくることで、骨格のバランスが変化している過程で感じられるものです。
筋肉は骨に付いており、その筋肉が収縮することで骨格は動くし、立った状態で姿勢を支えることもできます。
その筋肉が緊張して固くなっていたりすると、骨格はその筋肉に引っ張られた状態となってしまい、そのまま動くと理想的な動作のさまたげになります。
動作開始前のニュートラルの時は筋肉に余分な緊張のない状態が理想とされ、骨格はより均整(バランス)がとれている状態がよしとされます。
そこで、筋肉の緊張をとりのぞき、理想的な骨格状態に近付けるのですが、その過程段階では動作が微妙に変化するといった現象が現れることがあります。
パフォーマンスの変化
この動作変化の特徴は、スポーツや音楽をされている方は特に敏感に感じやすいようです。
野球やサッカー、陸上競技や水泳などのスポーツでは、その動作性能のレベルを数字でとらえやすく、例えばタイムが縮んだとか、飛距離が伸びた、制球率が上がった等の変化で確認出来ます。
バレェやダンス、音楽や絵画などの芸術活動、これらに携わるパフォーマーと呼ばれる人々は、数字で示されることが難しい感覚の変化を鋭敏にとらえるようです。
ダンスや音楽では、その動作の質を変化させて向上させることがパフォーマンスのレベルアップに直結します。
音楽などでは歌を歌ったり、楽器を演奏する場合でもその変化が音質などに現れると思われます。
さらに、絵画や書道にも同じことが言えます。
最近、何人かのパフォーマーの方々から施術後の反応として興味深いご感想をいただきました。
チェロ奏者の方で、肩の違和感、不快感の解消のためにご来院されたのですが、肩甲骨の高さが左右で5cm以上違っていたのですが、それが無くなってお身体の均整がとれてくるのに伴って、演奏時の弦をおさえる指の力が強くなって、これまでと同じ感覚で演奏すると音の状態が違うとのこと。
バレェ指導員の方で、足首の捻挫様の痛みが施術によって解消されると、足の外側の張りが無くなって、反対に踊る時のバランスが良くも悪くも変化したとのこと。
これらは身体の均整がより整った状態、つまりバランスのとれた状態に移行する過程で起こる現象だと思われます。
筋肉が骨格を引っ張りあいこしている状態では筋肉の出力も微妙に低下します。反対に均整のとれた状態では筋肉の出力をロスさせることがなくなります。
ある体勢で骨格を支えようとする筋肉そのものの部位も変わります。
理想的な動きの獲得
これは、身体がより質の高い動作形態の獲得に自然と移行しようとしているためだと考えられます。
より高いパフォーマンスを目指して動作改善を試みるにおいては、動作を起こす際の姿勢、つまり骨格の状態と筋肉の状態が密接に関わっています。
骨格状態や筋肉状態を自分自身で確認するには、自身の身体に対してかなりの観察力が必要となり、ある意味非常に困難です。
例えば、力をグッと込めて身体を緊張させている状態は感覚的にわかりやすいけれど、力を抜く、脱力している状態というのは感覚を伴わない状態が正解で、自分ではそうしているつもりでも、「まだ力が入ってるよ」等と指摘されることが多いのは、そのことの難しさを表しています。
そのため、トレーナーのアドバイスや指導でそれを客観的に分析して修正を加える必要が出てくるのですが、筋肉状態の変化によって骨格状態が、反対に骨格状態の変化によって筋肉状態が、より理想的な状態に移行すると一時的に動作パフォーマンスが微妙に変化し始めます。
人によっては、かなり劇的に変わることもあります。
その状態でトレーニングを重ねていくと、自然と運動時の動作、フォームが修正され、より理想に近い無理のない動作獲得につながるものと思われます。
運動家、芸術家などのパフォーマーの方々は、その動作変化に対して非常に敏感です。
一時的に微妙な動作変化によってパフォーマンスが変わったと感じられ、その後に、より快適かつ効率的な動作に変わっていくことが認められ、その繰り返しで動作の質、パフォーマンスレベルが向上します。
スポーツ選手であれば、運動時のアクシデントによる故障や、オーバーワークによる動作レベルの低下の予防にもつながります。
その様な観点から、筋肉を中心とした軟部組織のケアを得意とするハンズオンセラピーはパフォーマーの方々のコンディショニング管理の一環として、大きく貢献できるものと考えます。