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院長ブログ

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コロナウィルス感染による咳症状に対する施術

 

肺のマニピュレーション

コロナウィルスに感染して、その後、咳症状が続いているという患者様が数人おられ、「内臓マニピュレーション」のひとつである肺のマニピュレーションを試みたところ、症状が緩和しました。

ある人はコロナ陽性と診断され発熱と同時に咳症状が現れ、ある人は陽性と診断された後に陰性となってから咳症状が現れ、それが続いているというケースです。

現在、蔓延している「オミクロン株」は以前のように重症化するリスクは少ないと言われいていますが、人によっては陰性となった後も咳症状が続く場合がある様です。
人によって症状の出方が異なるのが特徴です。

肺炎となる程ではないけれども咳が続いているという患者様が数人見えられ、施術を希望されたので、肺のマニピュレーションを行なったのですが、症状の緩和に効果がありました。

肺のマニピュレーションは、内臓マニピュレーションの自動力という特有の動きを追跡して修正するというものであり、その動きは従来の肺の呼吸活動とは異なる特有の動きであり、それを読み取ること、感じ取ることができる施術者でないと施術することは出来ません。

肺の構造は胸の中央に縦隔と呼ばれる気管、気管支が収まっている部位と、右に三葉、左に二葉があり、それぞれに部位に対して触診、施術を行ないますので6パターンの自動力を読み取ります。

今回の施術においては、肺よりも縦隔の自動力に異常が見られたケースがありました。

ウィルスが肺の深部にまで入り込んで肺炎になってしまい、それが急激に悪化して死に至るとされていたこれまでのコロナウィルスに対して、オミクロン株の特徴は咽喉粘膜に感染するという特徴があり、そのために感染しやすいと言われ、その後、肺の深部にまで感染するのではないけれど気管や気管支がダメージを受け、陰性と診断されてからも咳症状が続くのではないかと思われます。

実際に肺の全てに異常が認められたわけではなく、上葉と呼ばれる肺の上側、気管、気管支が収まっている縦隔に自動力の異常な動きが検出されました。
その後の施術においては、縦隔にのみ自動力の異常が残り、それを修正していくことが症状の緩和につながっているようです。

コロナウィルスに感染後、陽性となってからも咳症状が続いている場合、感染は無くなっているのだから傷んだ組織をいかに回復、修復させるかにおいて肺のマニピュレーションを試みてみることは大変に有効であると思われます。

現在、新たな変位株が現れてきておりコロナ禍の完全な収束はまだ先のことにになりそうです。
整体手技療法で貢献できることがあれば、少しでもお役に立てるように取り組んで参りたいと思います。

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