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院長ブログ

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ディスプレイ入力による筋トラブル

ディスプレイ入力による筋拘縮

デスクワークの大半を占めるパソコンのディスプレイ入力、キーボード操作について、ここ最近の患者様を診させていただいて気が付いたことがあります。

入力作業を長い時間行なっていると、肩や首が凝ると云ったことは当たり前に多いのですが、その中で手首や指の付け根などに痛みや不調を訴える方がいて、診てみると前腕の筋肉の一部がガチガチになっていました。

聞くと仕事が忙しく、何時間ものディスプレイ入力を連日のように行なっているとのこと。

 

マウス操作による筋拘縮

特にキーボード操作によるタイピングよりも、マウス操作による作業が多い方に前腕の筋肉の拘縮が発生しやすいようです。

考えてみたら、人差し指から小指までをランダムに使い続けるキーボード入力に比べて、マウス操作は人差し指と中指のみで作業を繰り返して、人差し指と中指の屈筋や伸筋は交互に細かな収縮を繰り返すことを余儀なくされるわけで、数分間ならともかく、何時間も、それも毎日となると人差し指と中指の動きに関わる筋肉が疲労して拘縮してしまうことは容易に想像できます。
手の平あたりの筋肉ではなく、手首から肘の間にある前腕の筋肉が酷使されるようです。

やがて、その筋肉拘縮、つまり筋肉のこわばりは関節の痛みや引っかかりとなって、腕が痛いと云った症状として現れます。
しかしながら、このような手首や指の症状は軽ければ、それほど問題ではないのでやり過ごしてしまいがちですが、痛みが強くなってくれば物をつかんだり持ったりするような動きに対して常に痛みを伴うようになって、日常生活を大変不便なものにしてしまうことがあります。

さらに前腕の筋膜障害が連続する肩や首の筋膜にまで及んで、思いもよらない症状の原因になってしまうことがあり得ることも忘れてはいけません。

 

セルフケアによる筋拘縮の緩和

この場合、前腕の人差し指と中指の筋肉のラインを想定して硬くなっている筋肉を見つけて、筋膜リリースをしてあげれば、筋拘縮が緩和され症状が軽くなります。

オフィスワークをされる方で、特にマウス操作が多い方は自身で硬くなった前腕の筋肉をケアすることをおすすめします。
お仕事が終わった後のほんの数分、前腕の筋肉に対して筋膜リリースを施してあげることで症状を軽くしたり、予防することができます。

グリグリともみほぐすのはダメですが、持続圧を加えて筋肉中の毛細血管のポンプ作用を促してあげるようにイメージして行なうことが必要です。

デスクワークに取り組まれる皆様、前腕のケアをされることをお勧めするところです。

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