院長ブログ

筋膜リリース

筋膜リリースは、オステオパシーの中でもとりわけ有効な筋肉調整のテクニックです。
リリースとは解放のことで、筋膜リリースとは筋肉、筋膜をその緊張から解放するという意味ですね。

当院では超ソフトなハンズオンと筋膜リリースを併用することで、より高い施術効果を目指しております。

筋肉はその表面を筋膜という組織がすっぽりと覆っており、それは全身の筋肉とネットワークしています。

段階的にハンズオンにて施術、そして、筋膜リリース、そしてハンズオン、と筋肉に対するアプローチに変化を持たせることで、より短時間での筋肉調整を可能とし、施術効果の持続にも高い効果があるようです。

お身体の深層部はハンズオン、表在部は筋膜リリースという様に、適材適所に効果的な働きかけができます。

お身体の深い部分の施術において、その感覚は独特で、「施術してもらっているところが温かくなってくる」とか、「施術しているところが溶けるみたい」との感想をいただいております。
深層部の筋肉が自然に緩んでいく最中は大変心地よいみたいで、いつの間にか寝入ってしまわれる方が多いです。

筋膜リリースは直接、筋膜にアプローチをかけますので、その手応えを感じとりやすいです。
「イタ気持ちいい」とか「効いてる」などの感想をいただいております。

 

間湿液

皮膚と筋肉のすき間の部分には間湿液という体液があって潤滑液の役割を果たしています。皮膚は、この間湿液のおかげで筋肉の上をするすると滑らかに動くようになっています。
間湿液は古くなると静脈に吸収されて新しい間湿液に交換されるのですが、疲れがたまってくると、古い間湿液が皮下に残るようになってしまい、ドロドロ状態になってしまいます。
それがひどくなると、皮膚と筋肉が癒着したような状態になってしまい、こりや不快感が現われてきます。

この古くなった間湿液を効果的に排出したり、皮膚と筋肉との癒着をはがしとるのは筋膜リリースの得意分野です。
筋膜の緊張、癒着の解放に筋膜リリースは大変有効です。

 

毛細血管

筋肉中には無数の毛細血管が流通しており、筋肉が拘縮、つまり固くなってくると、毛細血管の流れが悪くなって、これまた、痛みや不快感が出てきます。
この場合、筋肉にゆっくりと圧を加えて徐々に筋肉を圧縮させ、次にゆっくりと元に戻していくと、筋肉中の毛細血管にポンプ作用が生まれ、血液の流れを引き上げ、疲労物質の速やかな除去がうながされます。

これも、筋膜リリースの重要な役割です。

肩こりや腰痛、背中のこり、全身の疲労感など、その解消に直接的な効果が期待できます。

これらのテクニックは、言わば全身の筋肉の「ほぐし」で、我々、施術家は「ほぐし職人」です！

ハンズオンセラピーは「ほぐし職人」として、これからも皆様のお身体の疲れ、こりや痛みの解消に貢献していきたいと思います！！

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