092-883-1880お問い合わせ

※完全予約制につき、事前に必ずお問い合わせください。
また、営業電話は一切お断りしています。

院長ブログ

院長ブログ

骨盤底筋の施術

骨盤底筋

数か月前からある患者様の施術がきっかけとなって、骨盤底筋の施術を行なっております。

骨盤底筋とは、骨盤の中にある筋肉一帯の総称で骨盤の中にハンモックのような状態で存在し、腸や膀胱等の内臓を骨盤内部で支える役割があります。

骨盤底筋は内臓を支えながら尿道や肛門があって排泄においても重要な役割があります。
女性の方は、出産の際に骨盤底筋が緩んでしまい、産後に尿漏れ、尿失禁などの症状が現れる場合もあるとの事です。

 

骨盤底筋とハムストリングス

患者様でお尻の中に違和感を感じるという方がいて、骨盤の下側から骨盤底筋を触診してみると、片側の骨盤底筋にに筋拘縮があると思われ、その部位の筋拘縮を筋膜リリースで解放したのですが、同時にハムストリングスの緊張、筋拘縮も緩和しました。
その後、ハムストリングスの拘縮がある方に対して同じように骨盤底筋の施術を行なったところ、同様にハムストリングスの筋拘縮が緩和するという事例が確認され、患者さんによっては骨盤底筋の施術を行なうと首や全く別の場所に反応が現れたりと、想定外の反応が確認されております。

骨盤底筋の筋拘縮がハムストリングスの収縮や他の部位に影響を与えるなど考えてもいませんでしたが、起こっていることは事実であり、それを現場で活用しない手はありません。
全身の筋膜のつながり、ネットワークは既存のデータだけでは十分ではないのだということを改めて痛感させられました。

骨盤底筋の施術を行なうことで、ハムストリングスの筋緊張が緩和されやすくなり、ハムストリングスの施術がやりやすくなることで、腸骨筋の解放もやりやすくなるなどの効果が確認されております。

いずれにしても、それが筋拘縮の解放、症状の緩和につながるのであれば、施術に組み込むべきである考え、必要と思われる患者様に対しては骨盤底筋の施術を行なっております。

施術の現場でのみ発見される手法や内容は今後も数多く現れてくるものと考えられ、発想を柔軟にして施術に取り組んでいきたいと思います。

 

TelMailAccess