ブレインフォグ
ブレインフォグ
コロナ禍以降、その後遺症のひとつに頭にもやがかかった様な不快な感覚が続く、ブレインフォグと言われる症状があります。
その名のごとく頭に霧がかかったような症状であり、コロナによる影響であると言われています。
しかし、中にはコロナは関係ない、コロナ禍以前からあった不定愁訴のひとつであるという専門家の方もいます。
私の個人的な考えでは、コロナ禍以前からの症状であるけれど、コロナ発症によって症状がより強く出ている状態なのではないかと考えています。
コロナによる身体の反応
私自身、ワクチン接種した際の副反応で発熱して全身の筋肉がこわばった経験をしましたが、この筋肉のこわばりが関係していると考えられます。
防御反応としての筋拘縮
身体の中に侵入してきた悪者であるウィルスをやっつけるために身体中の筋線維が細動して発熱するのですが、全身いたるところの筋肉は微細な収縮によって発熱と同時にこわばります。
つまり、筋拘縮を起こします。
なので、腰痛や肩や首の痛みを感じてしまう人もいるでしょうし、関節の痛みを感じる人もいると思います。
前回コメントした頭蓋骨に関係する筋肉のひとつである側頭筋に強い拘縮が残ってしまうと、ブレインフォグが発症するのでないかと考えられます。
側頭筋の拘縮
側頭筋が拘縮して頭蓋骨をそのものを引っ張ろうとするような力が働き続け、頭蓋骨の動きに何らかの変調をもたらしていると想定すれば、ブレインフォグは頭蓋骨に関与する顎関節の筋肉の拘縮によって起こり得る症状であると考えられます。
実際に側頭筋の施術によって頭の不快感が解消していく事例は非常に多く、ブレインフォグは側頭筋の拘縮によるものであり、コロナによって発生した筋拘縮が側頭筋に残っていることによるものであるのではないかと考えられます。
ブレインフォグでお困りの方は、頭蓋仙骨療法による頭蓋骨の施術、側頭筋の施術を試してみられることをお勧めするところです。