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院長ブログ

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内側翼突筋の施術

当院では、必要に応じて施術させていただいている部位のひとつに顎の筋肉である外側翼突筋と内側翼突筋があります。

顎を前に出したり横にずらす際に作用する筋肉であり、全ての顎の動作に関与すると言われています。

 

内側翼突筋のトラブルが引き起こす症状

内側翼突筋は頭蓋骨から顎の内側に付着しており、この筋肉がトラブルを起こすと顎関節の痛みやクリッキング(異音)などの顎関節に関わる症状やめまいや耳鳴りなどの耳鼻科的な症状が起こります。

顎の症状やめまいなどの症状がある方の場合、必ず触診して施術する部位なのですが、あまり知られていない筋肉なのと直接筋肉を押圧する筋膜リリースの際に痛みを伴うことがありますので、施術の可否を患者様に必ず確認した上で施術させていただきます。

内側翼突筋の下部は顎の下側から指を入れて触診施術することができますが、上部は口の中から奥歯の後ろ側にある部位に触れることになります。
しかし、医事法上、口の中に手を入れて施術することは歯科医師や歯科衛生士でないとできません。
なので、下顎からの施術で可能な限り内側翼突筋の拘縮を緩和させることを試みます。

 

歯の治療による影響

歯の治療をして咬み合わせに変化が生じたりすると内側翼突筋が影響を受けて拘縮したりすることがあると考えられます。
また、歯の痛みなどによって食事の際に左右どちらかの顎で片側を続けたりした場合にも内側翼突筋のトラブルが発生するようです。

 

内側翼突筋と首の筋肉

斜角筋などの頸部の筋肉とも関連があるようで、内側翼突筋と斜角筋が連動するように拘縮しているケースもあります。
顎や頸椎前側を施術する上で重要なパーツと言えます。

私がめまいを発症した際に、この内側翼突筋を自身で施術して症状を克服したことは以前に書き込んだ通りです。
次回はめまいと内側翼突筋について述べてみたいと思います。

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