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院長ブログ

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肉離れ★スポーツ障害★福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ

肉離れ①

スポーツをされている方に多い怪我のひとつに肉離れがあります。

サッカーや陸上の短距離走などで、運動中に太ももの後ろ側やふくらはぎに「ブチッ!」という異音が出て、同時に激痛で動けなくなってしまった、という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

前回のブログでも書きましたが、私もハムストリングス(太ももの後ろ側)やふくらはぎに肉離れを起こして、キツイ思いをしたことが何回かあります。
その痛いのなんの・・・

肉離れ④

筋肉を引き伸ばした状態で強い負荷をかけると、その負荷に耐えられずに筋繊維が引き離された状態になってしまい、その箇所が損傷して強い痛みが生じます。
走ったりする時に、筋肉をバネの様に使うハムストリングス(太ももの後ろ側)やふくらはぎの筋肉が損傷することが多いようです。

肉離れ③

肉離れとはその名の通り、筋肉が離れてしまう、つまり、ちぎれてしまっているような状態で、軽度、中度、重度と大きく3段階に分類されます。

 

筋繊維の断裂

筋肉繊維や筋膜組織が断裂してしまった状態を肉離れと呼んでいるのですが、それも軽症の場合と重症の場合があるということですね。

肉離れ⑤

軽度の場合は、筋肉の断裂が起こっていないこむら返りのような筋肉が引きつってしまっている状態です。
この場合は筋繊維の損傷は起きていないので、ストレッチをかけて安静にしていればすぐに回復します。

中度の場合は、筋繊維が部分的に引き離された状態で完全な断裂ではありませんが、部分的な損傷はあるので痛みはかなり強いです。
歩くだけ、傷めた箇所を動かすだけでも痛みが生じます。

重度の場合は、筋繊維が断裂してしまっている状態で、自力で立つことも歩くことも出来ない、傷めた箇所を少しでも動かすことができないほどの激痛が生じます。

中度の場合は2~3週間、重度の場合は1ヶ月以上、運動復帰までの回復に時間がかかると言われています。

ここ数年、スポーツをされている方で肉離れを起こしてしまい、当院を訪れる方が多くなっています。

寒冷期にウォーミングアップ不足で肉離れ等の筋肉損傷を受傷してしまうことはよくありますが、昨年の夏のように猛暑であっても、肉離れや筋肉損傷で受傷してしまう方が多かったです。

当院のオリジナル手技であるハンズオンテクニックは、急性の中度の肉離れに対して、その場で痛みが無くなることはなくても痛みそのものが緩和したり、数日で痛みが解消した症例が何例もあります。

肉離れは筋繊維の断裂、損傷によって毛細血管が破損しており、損傷箇所に著しいうっ血、腫れが生じます。
破れた毛細血管から漏れ出した血液は周辺の組織を圧迫して、それが痛みの原因となるので、一般的にはその箇所を氷や冷却材で冷やす、いわゆるアイシングが行なわれます。

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損傷箇所を冷却することで毛細血管を強制的に収縮させることで、周辺組織への血液の流出を抑えて、腫れ、痛みを緩和することが目的なのですが、冷却した箇所には著しい筋抱縮(緊張、硬化)が残る場合があります。

 

アイシングの後の筋拘縮

最近は、損傷箇所が回復した後もアイシングした箇所に筋抱縮が残ってしまい、その後の不調の原因となることがわかってきて、アイシングをするべき時間、頻度なども見直されてきているようです。

ハンズオンでは、損傷箇所の血液の滞留を緩和させる効果があると思われ、周辺組織の圧迫が軽減することで痛みが緩和します。
肉離れでびっこを引くようにして来られた方が、施術後は痛みが軽くなって普通に歩けるようになったりするのはそのためです。
そして、筋繊維の損傷が回復して組織が修復された後も、そこに筋抱縮が残ることがありません。

 

損傷後のケア

又、アイシングをしなかったとしても、筋繊維が断裂するほどの強い筋収縮によって、受傷箇所には著しい筋肉の抱縮(緊張、硬化)が残りますが、ハンズオンによって、この筋肉の抱縮を緩和させることで筋繊維中の毛細血管の血流が引き上げられ、損傷した筋繊維が修復する過程で必要としている栄養素の供給がよりスムーズになって筋繊維の修復が早まります。

つまり、肉離れを起こすほどに強く収縮した筋肉は同時に硬くなってしまい、血流も著しく低下しているのですが、その筋肉の抱縮を緩和させることで血流がよくなって、傷付いた筋繊維を修復させるために必要な栄養素、つまり修復のための材料を故障箇所にどんどん送り込む事が出来るようになったから、より早く回復することができるのだと考えられます。

重度の場合でも回復時期を大きく短縮できるくらいの効果があります。

重度の肉離れの場合は、筋繊維の断裂後に損傷箇所の修復がなされて運動に復帰できるようになってからも、損傷した箇所に痛みを感じるケースがありますが、損傷箇所に著しい筋肉の硬化が残る場合があり、それが運動復帰後の痛みの原因であると考えられます。
このような場合でも、数回の施術で解消した症例もあります。

この場合、硬化した筋肉を効果的に緩めていく必要があるのですが、筋肉、筋膜に効果的に働きかけるハンズオンセラピーや筋膜リリースが有効であることが確認されています。

もちろん、筋肉が回復する期間は個人差があり、その期間に損傷した筋肉に負担をかけることは回復の妨げになるので絶対に無理は出来ませんが、何もしないで回復するのを待つよりも、その回復期間は大きく短縮されます。

ハンズオンセラピーでは肉離れをはじめとしたスポーツ外傷、スポーツ障害にも有効であり、アスリートの方やスポーツや運動に取り組む方々のコンディショニング、外傷等のトラブルケアとしても貢献していきたいと思います。

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