肉離れ★私の体験記★福岡市西区早良区の整体院 ハンズオンセラピージョウ
前回はサッカーをやっている女の子の記事を紹介しましたが、今回は私の肉離れ体験記です。
筋繊維の断裂
私は長年、格闘技や武術に取り組んでおりますが、今から10年以上前に後ろ蹴りの練習をしていたら、軸足にしていた左足のハムストリングス（太ももの後側の筋肉）から「ブチッ！」という異音が出て動けなくなりました。
その1～2年後に、早朝練習の時に外で子供たちとダッシュ練習をしていたら、又々、同じ箇所を「ブチッ！」とやってしまいました。
筋繊維の断裂、いわゆる肉離れです。
どちらの肉離れもかなり重症で、回復までに1ヶ月以上かかった記憶があります。
肉離れを味わった人ならわかってもらえると思いますが、あの「ブチッ！」はとても痛くて、そして突然で、その場に立っていることもできないほどです。
その後、拳を打ち出すパンチの練習で上腕三頭筋の付け根も肉離れしてしまったこともあります。
傷め方の程度にもよりますが、回復までに2週間はかかっています。
当所は肉離れに対して自分自身の施術が有効であるとは考えてもいなかったので、自身でケアすることもしていませんでした。
最近は昨年8月の上旬、この年の夏は記録的な猛暑で知らない間にあちこちの筋肉に疲れがたまっていたのでしょう、練習中の何気ない動作で左足のふくらはぎを「ブチッ！」とやってしまいました。
そんなにひどくはなかったので、何もせずに自然回復を待っていたところ、1週間くらいで動けるようになりました。
そこで、多少の異和感はあったけれど構わずに運動を再開したところ、同じ動作で同じ箇所を又、「ブチッ！」とやってしまいました。
その時のはちょっとひどくて、階段を降りる時に足首が伸びようとするとふくらはぎに激痛が走るので、一段ごとに用心しないと階段を降りることができないくらいでした。
散々痛い思いをしてきたくせに、肉離れを甘く見てしまった・・・。
実はこの頃、陸上競技やサッカーなどをやっている学生さんが何人も肉離れで来院されていて、足を引きずる様にして来られていたところが、帰られる頃には痛みが軽くなって普通に歩いて帰られたりとか、受傷して施術を受けた1週間後の試合には復帰できていたりとか、肉離れに対してハンズオンが有効であることが確認できる症例が何例もあがってきている時でした。
ハンズオンの肉離れに対する有効性
自分自身の管理不測を反省すると同時に、肉離れに対するハンズオンの有効性を自分自身の身体で検証してみることにしました。
損傷箇所を施術してみたところ、数日で痛みは緩和してきました。
しかし、同じ失敗を繰り返さないように、今度は患部から完全に違和感が無くなるまでは激しい動きを伴う運動は中止して、傷めたふくらはぎを自分自身で3日おきくらいに施術しました。
2週間たって、受傷した箇所の違和感がなくなったところで運動再開したところ、あれほど、ひどかった痛みはなくなっており、全く問題なく動けるようになっていました。
肉離れに対してもハンズオンが有効であることを、自分自身の身体で確認することが出来た瞬間でした。
その後、肉離れした箇所に筋肉の拘縮が残らないように、筋膜リリースで施術しながら運動していましたが、特に問題は起きていません。
身体を思いきり動かせるというのは、やっぱり気持ちいいものですね。怪我した際は、それを甘く見ないでしっかり処置をするべきです。
私の経験上、肉離れを起こした箇所は少なからず筋繊維の損傷が起こっているので、ハンズオンで筋繊維中の血流を促進させてあげると、何もしないで自然回復を待つよりも筋繊維の修復はかなり早まるようです。
肉離れの施療目的で当院を訪れた患者さんの多くが、通常よりもかなり早いペースで回復した実績から、そのように確信しております。
又、一度傷めた筋肉は受傷箇所が再結合していく過程で、筋繊維が固く再生してしまう可能性があるので、筋膜リリースで受傷箇所の筋肉、筋膜のケアをしてあげると、筋繊維の再受傷の確率はグッと下がります。
ハンズオンは肉離れなどのスポーツ障害の早期回復に、筋膜リリースはその再発防止に大変有効であると考えます。
私自身、2月で50歳になったし、今後も好きな運動を続けいくためには筋肉のケアをよりしっかりやっていかないといけない！と考えている次第です。